予期せぬ病気は見落とされる可能性があります
画像検査に関するセカンドオピニオンでは、病気の診断が正しいか、他に隠れた病気が見逃されていないか、この2点を確認することがとても重要です。
画像診断に携わっていると、特に後者の隠れた病気が見逃されているケースをしばしば経験します。
画像検査では目的とした臓器を撮影する際に、その周りの臓器も一緒に写り込んでしまいます。どうしてもターゲットとなる臓器や病気にばかりに目が行きがちで、他の臓器は注視されないことがあり、そのような時に見落としが生じます。
最近経験したケースとして以下のようなものがあります。
- 肺炎を疑って撮影された肺のCTで、上腹部の臓器(肝臓や腎臓など)も一部撮影範囲に含まれ、その中に腎癌が偶然写り込んでおり見逃されていた。
- 胆嚢炎を疑って撮影された腹部のCTで、肺も一部撮影範囲に含まれ、その中に肺癌が偶然写り込んでおり見逃されていた。
これらはいずれも夜中の緊急の検査であり、画像診断医の目は通っていませんでした。翌日に画像診断医が癌を発見し、すでに帰宅していた患者様に然るべき方法で連絡をいたしました。
画像診断医は様々な臓器をくまなくチェックします
このように、予期せぬ偶発的な病気は見通とされている可能性があります。
このような時に活躍するのが画像診断医であり、画像に写っている臓器はくまなくチェックし、どんな病気も見逃さないように努めます。
画像診断医の目を通っていない画像検査も多く存在します
日本は諸外国に比べて画像診断機器はかなり普及している状況で、撮影件数も多いです。
しかし、撮影件数に対して画像診断医の数は足りてるとは言えず、すべての画像を画像診断医がチェックできている状況にはありません。
当クリニックのセカンドオピニオンをご利用ください
当クリニックではより精度の高く、見逃しの少ない画像診断を提供いたします。
セカンドオピニオンを通して、患者様に少しでも貢献したいと考えております。お気軽にご相談いただければ幸いです。