画像診断

動物の画像診断

動物と人間の病気の画像は本質的には同じだと考えます

我が家の飼い犬を紹介します。柴犬の「ころ(雄、11才)」と「はる(雄、9才)」です。

動物の医療においても人間と同じように画像診断は用いられています。
我が家の飼い犬は2匹とも健康診断の超音波で「胆泥」を指摘されています。
動物病院の先生に画像を見せていただきましたが、胆泥は人間と同じように超音波で音響陰影を伴う高輝度域として描出されていました。
また、以前にMRI機器メーカーの営業の方に、動物のMRIの画像を何例か見せていただく機会がありました。
その時の画像では、少し専門的になりますが、人間と同じように炎症では滲出液を反映してT2強調像で高信号を示していました。
人間と動物では臓器の局在や形態、疾患の種類や頻度が異なります。

しかし、上記のように病態による画像所見の変化は人間と変わりがないと思います。
私は医師免許はあるものの、獣医師免許は持っていません。
ですので、動物の画像診断に直接的に関わることは難しいと思いますが、何等かの形で携わることができればと常日頃考えております。
飼い犬は2匹ともシニア犬です。今のところ大きな病気はありませんが、これからは何かと体の不調が出てくるかもしれません。
犬は症状があっても人間と違い言葉で訴えることができません。
画像診断と同じで大きな病気の見落としがないように、飼い主がちょっとした体調の変化にも気付いてあげることが大切だと思います。

 

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